ブリーチング

薬剤・・・主に 過酸化水素や過酸化尿素・・・を使って歯を漂白する方法で、歯科医院で行う’オフィスブリーチング‘ と自宅で出来る’ホームブリーチング‘があります。
ブリーチング「歯を白くしたい!」という希望がどの程度のものか、そのイメージにもよりますが、『こんなふうに白く こんなふうに美しく・・・』といった具体的なイメージが強ければ強いほど、ブリーチングでは、満足出来ないことが多いでしょう。
 
白さの程度や色合いの調整は、他の方法(ラミネートベニア、歯冠修復など)によるホワイトニング法のほうがベターといえるでしょう。

 

ホームブリーチング

ホームブリーチングは言葉のとおり、家庭で出来る簡易的な歯の脱色法です。
使う薬剤は、日本で販売されているものの多くは、認可の問題もあって、『歯が白くなる歯磨き剤』程度のようです。
 
最近では 個人輸入したものを通信販売やネット販売しているケースもあるようですが、歯に脱色剤を作用させるための容器(トレー)は それぞれその人の歯列を型採りして作ったものでないと、薬剤が漏れたり、薬剤の入るスペースが不十分だったりします。
また定期的な経過観察も必要ですから、もしこのホームブリーチングを試してみるにしても、歯科医の指導のもとですべきでしょう。
 
費用は、オフィスブリーチングより安価ですが 脱色効果はオフィスブリーチングより低く、期間も長くかかるようです。

 
 

オフィスブリーチング

歯科医院で行う『オフィスブリーチング』のうち、いくつかの方法を、紹介します。

 
a.薬剤を歯の内部に一定期間置くことで、歯を漂白する方法・・・
歯の神経の処置を必要とすることなど、問題点があり、最近ではほとんど行われていません。

 
b.光のエネルギー
酵素による化学反応を光エネルギーで活性化する方法で、それに使用する薬剤も進化して以前に比べると 漂白効果もアップしています。
数日~数週間の間隔をおいて数回の漂白処理を行う のが、一般的です。
一回の処理時間は、1歯あたり1サイクル数分で、状況により1日に数サイクル繰り返します。処置中、処置後に痛みや不快感もほとんど感じず、日本で現在最も普及している方法です。

 
c.レーザーブリーチング
レーザーのエネルギーを利用する方法ですが、発展途上の方法といえ、日本では、厚生労働省の認可の点などもあり、まだあまり普及していません。 

 
 


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