コーヌスデンチャー

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コーヌスデンチャー

コーヌス(コーン、円錐形の意)の形態的特徴と貴金属の物性的特徴を利用した装置。

紙コップを二つ重ね合わせた状況を思い浮かべてみて下さい。貴金属で作ったコーヌスクローネ(円錐状の冠)を支台となる歯に被せ、もう一方の冠を義歯に組み込んで着脱可能な状態で、形状の特性と貴金属の物性的特徴(粘性・展性)を生かした装置(これを数ヶ所に用いることが多い)で義歯の維持・安定を計ったものです。

義歯のサイズも小さく出来、審美性の面でも優れていますが、支台の選択・設定や義歯の設計などが正しくされていないと支台となる歯を早期に損傷する結果になることもあります。
この装置の欠点のひとつでもあるのですが、支台歯にかかる圧の緩衝が不十分な為、過剰な側方圧や転覆力を受けやすいという点があるからです。

以前は、かなりのブームとなりましたが 現在では一時期ほどの需要はないようです。

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